翼状片
翼状片とは、白目の部分の薄い膜が異常繁殖し、黒目の部分に侵食してくる症状のことです。
『翼状片』の原因は完全に究明されていませんが、紫外線が原因の一つであることは間違いありません。罹患すると以下のような症状が現れます。
- ●多くの血管がくっきりと浮き出てひどく「充血」する
- ●ごろごろする「異物感」を目に感じるようになる
- ●目が疲れやすくなることから「肩こり」や「頭痛」が出てくる
- ●症状が進むと「視力低下」を起こし、視界が歪む
- ●白目が黒目へ侵食し、見た目が悪くなる
『翼状片』そのものは悪性ではないので、上記のような症状が発生しない場合は医師の診断のもとで経過観察を行えば問題はないでしょう。
根本治療には「手術」が必要となりますが、「異物感」や「充血」が強くなってきても、目薬で対処できます。ただし、くれぐれも素人判断は控えてください。症状が悪化した場合に放置したままだと手術が難しくなり、執刀できたとしても完全回復が見込めなくなるので、医師と共に症状観察を行ってください。
根本治療のための手術を行う場合は、10~20分程度で処置することができます。局部麻酔をした後に、『翼状片』と共に異常部を切除します。
『翼状片』は再発率が高いと言われていますが「結膜移植」や、「薬剤治療」など予防処置は確立されているのでご安心ください。手術後も医師の診断をしっかりと受ければ、再発予防に努めることができます。
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