逆さまつ毛(眼瞼内反)とは?
睫毛乱生と眼瞼内反症の二つがあり、"さかさまつげ"としてよく知られています。
睫毛乱生
まつ毛の一部が黒目に触れてしまうため、異物感や涙がでたりします。これはまつ毛の並び方が不揃いなために起きます。
眼瞼内反症
まぶたの縁が内側へ曲がる場合も黒目が刺激されるため涙が流れ出たり、異物感を発生させます。これはまつ毛が黒目を刺激するのと同様な症状です。
原因は様々で外傷、クラミジア結膜炎(トラコーマ)、加齢による皮膚のたるみ、乳幼児の先天的なものが考えられます。
症状
・異物感やまぶしさ
・目やにが出る
逆さまつ毛の治療方法
白内障の手術を行う前には様々な検査を行います。目的は「手術を行う上での問題がないか?」、「治療に使用するために最適な眼内レンズの選択」の2つです。
眼内レンズはご自身の生活に合った度数を選択してもらうことが重要です。何故ならレンズはピントが一点に固定されてしまうので医師と密な相談をする必要があります。
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睫毛乱生の治療
治療は少なければ電気で毛根を分解、多い場合は手術でまつ毛が外に向くようにします。
これは単純に抜いただけでは1~2週間でまた生えて症状が再発してしまうためです。
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眼瞼内反症の治療
乳幼児で軽症ならば放置しておいても成長と同時に自然治癒します。ただ重症の場合は角膜を常に傷つきやすい状態にすることを意味するので手術したほうが良いでしょう。
加齢によるものや外傷の場合は手術して治療します。
手術時間はおよそ40~50分です。(診療内容により異なる場合があります)